10月ごろから進めてきた、㈱インテージ様とのスマートテレビに関する共同研究ですが、先月末に最終報告を行いました。
「スマートテレビを用いたサービスを将来的に提供するにあたり、”TV視聴ログそのもので、どこまで知見が見出せるか?“を考察する」という課題を解決するため、4か月にわたり、プロジェクトを進めてきましたが、無事に発表を終えることができ、安心しているところです。
最終報告ですが、大きく分けて2つの観点から、報告をさせていただきました。
1つ目は地域性です。今回インテージ様から頂いた、スマートテレビの視聴ログデータは、これまでに捉えることのできなかった全国の視聴実態を把握することが可能なデータでした。そのため、その特性を活かして、視聴行動に地域性がないかを視聴実態を県ごとに比較することで考察しました。その結果、例えば以下のスライドのように地域によってゴールデンタイムのピークが異なることがわかりました。
また、このように地域性が確認されたため、その原因についても探りました。
2つ目はテレビ制作に活かせる指標がないかということで、固定ファンが存在する番組の識別やテレビ番組のジャンルの再構築を目標に分析を行いました。こちらについては、まだまだ改良の余地があると思いますが、インテージ様の今後の施策に対して何か1つでも意味のある結果が提供できたなら幸いだと思っています。
このプロジェクト全体を通して、メンバー全員が大変貴重な経験をさせていただきました!生のデータを扱う難しさや楽しさを感じられたというのもそうですが、自分たちのアイデアに対して社会人の方からのフィードバックやご意見をいただけたというのが、他ではなかなかできない経験だったと感じています。
2/5には入ゼミの登録日が控えているかと思いますが、このプロジェクトが面白いなと感じてくださり、ゼミ選びの参考になればうれしいです!